2011年日々の一枚19 前へ 一覧 次へ 表紙へ

【 退蔵院の紅葉:京都・妙心寺 】
12月7日
 研修会と会議に出席するために京都の妙心寺へ行きました。本山の地方委員をしているため、月に一回程度は京都へ行くのですが、晩秋の京都は紅葉真っ盛りでした。やはり例年に比べると色付きが遅く、あまり良くはないようですが、それでもさすがに京都の紅葉は綺麗でした。
 会議の前後、妙心寺山内を散策し、狩野元信の庭や余香苑、水墨画の国宝・瓢鮎図(ひょうねんず)などで有名な退蔵院を拝観しました。抹茶をいただける大休庵前の庭園の紅葉が特に彩りが素晴らしく、丁度見頃を迎えていました。
 座敷から抹茶を飲みながら紅葉を楽しむ観光客の視界を遮らないよう、膝をつけてしゃがむようにして低い位置から撮影を続けました。でも、時折背中に視線と何となく自分が撮られているような気配を感じました。案外、紅葉よりもファインダーをのぞく坊主頭に興味をもたれたのかもしれませんね。