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平成２１年１２月上旬 一昨年、近隣のお寺の住職様と有志の方々が寺の裏山を自然の里山公園に整備されました。 趣旨は自分達が子どもの頃に遊んだ里山の復活です。 全く手付かずの自然も尊いのですが、日本の里の山々は人間生活と密接です。人間が生きるために山を手入れすることで木々が育まれ山全体が活性化し生態系を維持しているのです。 近代化された社会において、そうした山や自然との関わりが希薄になり、山や土地が意味無く荒れています。 整えられ遍照山と名付けられた身近な里山は、光が降り注ぎ山いっぱいに生命の息吹が満ちていました。 柔らかな落ち葉の回廊を踏みしめながら歩いていると自然との共存の意義や環境問題の本質を足元から感じることができる気がしました。