2011年日々の一枚14 前へ 一覧 次へ 表紙へ

【 松島湾の朝日:宮城県松島町 】
10月12日
 宮城県の東松島へ災害支援ボランティアに行くことができました。訪れた被災地は数多くの全半壊家屋が残り、周囲に積み上げられたは瓦礫や廃品の大半は手付かずの状況でした。報道で見聞きして自分の中で抱いていた復旧のイメージとは程遠い現実を目の当たりにした気がしました。

 写真は松島湾の美しい日の出風景です。比較的被害が少なかったこの一帯も震災時には2メートル以上の波に浸かったそうです。自然は人間にとって穏やかな時もあれば、非情な牙をむく時もあります。自然の摂理の中で、やり場のない悲しみや苦しみを分かち合い、癒すことができるのは、やはり人間同志の心のつながりです。個人で出来ることは限られていますが、被災地を思いやる気持ちだけは持ち続けなければならないと思いました。