2012年日々の一枚08 前へ 一覧 次へ 表紙へ

【 冬の午後:松江市岡本町 】
1月16日
 今回も白黒で無機質な倉庫と冬の積雲が空を覆う光景を被写体にして、自然の中の非現実感を意識して撮ってみました。色を省き、瞬間の造形とコントラストの強弱で構成できる白黒写真は独特の心象表現ができます。

 私が写真を撮ったのは小学校低学年頃、父から「撮ってみろ」とミノルタSRT101を渡され家族を撮ったのが初めてだと記憶しています。ミノルタSRT101は昭和41年製で、私と同い年になります。

 以後、中学までは時々拝借し、高校からはほぼ所有物のように父のSRT101と55ミリレンズ1本で白黒写真を撮りました。当時の被写体は、人物や日常のスナップが主でしたが、同時に星空の撮影が写真の目的でもありました。